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現代の疲労について-食と疲労-【2】

疲労と食について

・朝はコーヒーがおすすめ

コーヒーには「クロロゲン酸」という抗酸化作用のある成分が豊富に含まれています。

この成分は、特に脳の中で作用するので、自律神経の酸化を防ぐ効果があります。

紅茶や緑茶には含まれない成分ですので、まずは朝に1杯飲んでみましょう。

2~3時間効果が持続するので、数時間おきに飲むのがおすすめです。

 

・疲れたら鶏胸肉を食べましょう

数あるスタミナ食の中でも、より疲労対策に効果があるのは鶏胸肉であることがここ数年で明らかになりました。

鶏胸肉には「イミダゾールジペプチド」という成分が豊富に含まれており、この成分には自律神経の酸化を抑える働きがあります。

食べる量は1日100g程度でOK。水に溶けやすい成分なので、汁ごと食べられるスープなどで食べると良いでしょう。

なお、まぐろやかつお、豚ロース肉にも含まれている成分なので、鶏胸肉に飽きてしまったら、食材を変えるなどして無理せず食事をしましょう。

 

・梅干しには疲労回復効果がある

疲労回復には酸っぱい食べ物が効果的です。

梅干しやレモン、黒酢などに含まれるクエン酸をとると、食事の栄養をエネルギーに変える時間を短縮することができます。

梅干しやレモンは1日2個、黒酢は一日大さじ1程度を目安にしましょう。

しかし、クエン酸だけでは脳の自律神経の酸化を防ぐことは難しいので、上記で紹介した鶏胸肉やまぐろなどと一緒に食べることで、より疲労回復効果を期待できるでしょう。

 

現代の疲労について-疲労の原因-【1】

現代の疲労について-暮らしと疲労回復-【3】